我が愛車エスケープr3のブレーキシュー交換をしたいと思います。
シマノのM70CT4 カートリッジタイプのブレーキシューに交換します。
用意するもの
- プラスドライバー
- 六角レンチ
- 手袋
- ラジオペンチ
- メンテナンススタンド
プラスドライバーと六角が一緒になったような物がとても便利です。わたしの愛用品はtopeakのmini6です。これがひとつあれば大抵のことは出来ます。must
ラジオペンチはブレーキシューを交換した時にリムとブレーキシューの隙間をうまく調整できずブレーキワイヤーの引きを調整する場合とカートリッジタイプのピンを抜くときに必要です。
メンテナンススタンドは無くても出来ますが、これがあるとブレーキシュー交換した後の左右の調整などがやりやすいです。
下準備
アジャスターボルトなどの調整をしておく
アジャスターボルトを左右ともに限界まで締めた状態にしておきます。これをしておかないと最後のシューとリムのクリアランス調整が均等にできません。
ブレーキシューの調整ボルトも均等にしておきましょう。締めるのも緩めるのも同じくらい回せるように真ん中あたりに調整しておきます。片効き調整の時に重要です。
vブレーキの解放
リードパイプの先端がブレーキアームのフック部分に引っかかるようになっているので、ブレーキアームを中央に押してブレーキワイヤーがたわんだ状態にしてフックに引っかかっている部分を外します。ワイヤーの調整が悪くテンションが緩まず外れない場合はワイヤーを外して調整が必要です。
ブレーキシュー交換
六角レンチを使ってブレーキシュ―を外します。
ブレーキシュー取り付け
アームの外側になるワッシャーを外してから取り付けないといけないのでワッシャーの順番を覚えておきましょう。
まず最初に、ブレーキシューを仮止めします。調整が必要なのできつく締めないように。
アームのバネを外して調整時にアームが動かないようにします
ブレーキアームを押してブレーキシューをリムに押し付けた状態で、リム上部1mm開けてリムの外周に合わせブレーキシュ―のボルトを本締めします。一気にしめずグッ、グッと少しずつ力をかけて締め付けます。
リムとブレーキシュ―の間は1mm間隔を開けます。
リム上部から1mm、リムとブレーキシュ―の隙間も1mmあける。
バネを戻しリードパイプも元に戻し、ブレーキレバーを握って片効きになっていないか確認します。
片効きであれば、調整ねじで左右均等になるように調整します。右に回すとバネが強くなり左に回すと弱くなります。しかし文面だけだとこれがわかりずらいので右に回すとリムから離れて左に回すとリムに近付くと、覚えた方が分かりやすいです。
90度ずつ回して調整するのですが、片方を締めたら、片方は同じ分ゆるめて調整しましょう。
うまくいかない場合
ブレーキシュ―のカートリッジを違うメーカーにしたことによって、リムとブレーキシュ―のクリアランスがうまくできない場合もあります(シューがリムにくっついてしまい隙間ができない)。その場合はブレーキワイヤーが固定されている部分を外してブレーキワイヤーの引きを調整しなければなりません。
ブレーキレバーの調整ボルトを三回転くらい緩めた状態にしておく
ブレーキワイヤーの固定部を外す
ブレーキアームのバネを外した状態で、ブレーキシュ―をリムに押し付けた状態でワイヤーを六角レンチで締め付け固定する。
その後バネをアームに戻す。
3回転緩めておいたブレーキレバーの調整ボルトを締めて固定する。これでリムからブレーキシューが少し離れます。
ブレーキレバーを何回か握って片効きになっていないかチェック。片効きならば調整ネジで左右均等に。
調整ネジで片効き調整しても直らなかったりブレーキシュ―がリムから離れない場合は、再度ワイヤーを少しゆるめて微調整する。
ブレーキアームのフック部分からワイヤーをとめる位置まで(赤い矢印の幅)は32mm以上開けましょう。
カートリッジタイプのブレーキシュ―交換
今回カートリッジタイプを取り付けたので次回からはシューのゴムの部分だけを取り換えることになります。
ブレーキアームを開放してもしなくてもやりやすい方を選んでください。調整ネジは真ん中、調整ボルトは限界までしめておきます。
ペンチでピンを抜きます
シューをスライドさせて外します
新しいのを付けてピンを差し込みます
片効き調整をしておしまい。
か、簡単すぎる...
まとめ
慣れてしまえば簡単です。取り付けること自体は簡単ですが調整の部分で手間取ることがあります、前回はすんなり出来たのに片効きがなかなか直せないこともあります。何回も交換することで経験して覚えましょう。
ブレーキがキーキーと鳴かないようにトーインが必要とも言いますがescape r3のtektro rx1 に今回のシマノのM70T4 を普通に付けるだけでも鳴きは気にならないので、個人的には必要ないと思います。無駄な作業は少ないに越したことはありません。
カートリッジタイプの場合は、次回からのブレーキシュー交換がとても簡単ですしコストを考えてもお得です。
片効きの調整は自転車を自分でメンテナンスする人は避けて通れないのでトライするたびにコツをつかめると思います。経験あるのみ。