通勤をメインにほぼ毎日自転車に乗る私が2年乗った 【エスケープr3 2020】 をレビューします。これから購入する方の参考になればと思います。
控えめに言って「最高」というところでしょうか。私の通勤ライフには大いに役立っています。
私が求めるのは、耐久性がありコストパフォーマンスに優れるものが優先順位です。バイクでいえばホンダスーパーカブ 車ならスズキ every など 商用車としてかえがきかないという安価ながらも大きな信用感があるもの。
その考えから選んだのは、世界最大の自転車メーカーであるgiant からescape r3を選びました
giantのココがすごい!
giantの自転車を買うにはgiantを知りましょう。
ジャイアントは台湾の大手スポーツバイクメーカーで、低いコストで良い製品を作りoem供給から企業を大きくしtrek,pinarello,colnago など有名ブランドもハイエンド以外のフレームはgiantのoemです。それだけgiantのフレームの信頼性が高いということなのです。
そうした場合有名ブランドのほうはgiant側に製造料の部分を払わなければならないので、当然販売価格は上がります、しかしgiantはoemで培った技術と自社生産の強みを生かし他ブランドよりコストを低く自社の製品を生産することが出来ます。よって他社の同ランクの自転車をワンランク安い値段で買うことが出来ます。消費者には大きなメリットになります。
わたしが購入した、エスケープrシリーズは2004年の誕生から50万台以上の出荷台数を記録しています、その中でエスケープr3は日本人が日本人のために作ったスポーツバイクです。私の求めるスーパーカブのような信頼性のある自転車だと私は思います。
giantとmeridaの台湾の自転車メーカーが世界の自転車のフレームを事実上支配しているといわれています。
giant escape r3 2020年製 モデルチェンジ
2020年製はモデルチェンジされた車種になります.フレーム、サドル、タイヤの太さ、グリップが変わりました。
実際に2年乗った私がスペックや特徴の部分をレビューしてみます
フレーム
“new light weight frame” オフセットシートステイ設計ということだが、わかりやすくいうとシートステイが上の画像の赤線の位置についていたのがモデルチェンジで低いところに着きましたよ、ということ。説明では振動吸収性を高める変更ということです。ハイエンドのロードバイクなどでもトップチューブよりシートステイが低い位置のものも多いので、悪い変更ではないでしょう。
モデルチェンジ前を乗っていないので、比較はできないが、少なくとも私が乗っていたルック車(プレジショントレッキング魔改造)より地面の振動を感じずらい気はする。大幅に違いを感じるというよりは、なんか乗った感じなめらかかもしれないという感じ、(自分が鈍感なだけかもしれない)
サドル
“new connect comfort saddle” クッション性を高めた新サドル。おしりも痛くならずとても良い。サドルにgiant純正のアクセサリーを付けられるようになっているが利用していない。劣化で破損などもしていないし作りは丈夫です。新しいサドルは最初は慣れないので痛いけどそのうち自然になれてきます。
タイヤ・ホイール
“escape r 700×30c tire” 30cタイヤ幅は何となく重く感じる、それはgiant オリジナルのタイヤのせいなのか30cの問題なのか判断が難しいところだが、1年半でタイヤにひびが入ってきたのでパナレーサーのパセラ28cに交換したら走りが軽くなった。ホイールはまだ使えそうなので変更せず。ホイールを変えればさらに走りは良くなるでしょう。
グリップ
“ergo lock on grip” エルゴノミック形状で手のひらにフィットして疲れにくいデザイン。以前のモデルよりはいいと思います。私は前の自転車に付けていたものが気に入っているのでそれをそのままつけかえました。
スキュワーナット
クイックレリーズからの変更。誤操作による脱輪と盗難のリスク軽減のためということです。特に不都合なことはありません、緊急時に六角がないと外せないけれど長年自転車通勤していて緊急でタイヤを外さなければならない状況は滅多にないです。
余談として、購入して2か月くらいしてなんかガタガタするなと思いチェックすると前輪のスキュワーナットが緩んでいました。購入店の整備が悪かったのかスキュワーはだんだん緩むのかどちらかわからないので、こまめにチェックしています。軽くトラウマです。
※スキュワーナットは自分できつく締めなおしたらそれ以来ゆるんでいません。
ブレーキ
“tektro rx1” ブレーキは変更されていないけれど毎回評判がよくないみたいなのでレビューしておきます。普通に乗るのに何ら問題はありません、2年使用で個人的には問題なく使っている。
vブレーキの替え時は、ばねの力が弱って幅の調整がうまくできなくなってきたら寿命と考えているのでまだ使えます。
交換最優先はタイヤ、ホイールでいいと思います。
購入後に取り換えたもの
買ってすぐに取り換えたのはグリップです。ハンドルバーをカットしたのでショートグリップじゃないと幅があわないので ‘tioga acentia eグリップ ショート/ショート’に変えています。買い換える前の自転車からの移植なので、使い込んでボロボロだけど握った感じがさらっとしていて気に入っている。
ブレーキシューは1年半の間に前後1回ずつ交換、shimano m70t4 に変更
購入後、1年半で前後のタイヤをパナレーサーのパセラ28cに取り換えました、変えると明らかにはしりが変わります。
パセラは雨の日のグリップも良いと思います。雨の日も必ず乗るわたしにとって値段、耐久性含めベストです。
取り付けたもの
重くなるようなものは極力付けないようにしています。必要最低限かつある程度荷物を運べるように工夫しています。
- minoura ボトルケージ
- black burn アウトポスト カーゴケージ
- tioga バーエンド ショート
- escape r kick stand (giant 純正)
1.ボトルケージはほぼボトル入れずレインウェアや靴を持ち運びたいときにアウトドア用の丸ゴムでくくり付けてキャリアー替わりにしている。
2.カーゴケージは 超優秀 とにかく何でもここにくくりつける 元々ついているバンドを外してアウトドア用の丸ゴムにコードロックを取り付けて2リットルのペットボトルや重い弁当箱 暑くなって脱いだ上着、たいていの物はここに乗せられるので、超便利。
3.バーエンドは、バーセンターバーとして使用、乗車時の手の向きが縦気味になるので楽です、たまに真横に普通にハンドルを持つと今では違和感がある。
バーを完全に握らずに添えるだけにしてシフターとブレーキに指をかけて運転します。見た感じ指が回らないように見えるけれど、ちょうど良い位置に指が収まります。
4.フレームにしっかり固定するタイプにしたのは、大型サドルバックを後ろに付けるため後ろに重心がかかるのでフレーム付けのほうが安定するかなというところと壊れない限り外さなくていいというところ、クイックリリース付けだとタイヤ外すときは一緒に外さなくてはならないから(めんどくさがり)
重いものは自転車に持ってもらうようにすると長距離走っても体が疲れません。
拡張性
escape r3 には、かご、フェンダー、キャリアーが取り付けられるようにダボ穴が必要な場所に存在します。これは、ロードバイクなどレーシーな車体には必要ないのであまりついていません。escape r3はすべて取り付ければいわゆるママチャリと同じ装備になるようにカスタムできます。
最近ではグラベルロードやコミューターバイクのように前かごやキャリアーをスポーツ車に付けるのが流行っているので、そういったことも試しにやってみたい人にもお勧めできると思います。
まとめ
2年乗った感想として、わたしはパーツ交換からメンテナンスすべて自分でやるのですが、買った状態から特に大幅にいじるところもなく良い意味で物足りないくらいです。乗っていてこれ変えたほうがいいなとかがないです。今後劣化したパーツを取り換えていくだけなのでメンテナンスも楽です。
自分でいろいろといじりたい人はドロップハンドルにしたり、高級ホイールを付けたり、キャリアーを付けたり何でもできる自由さがあると思います。面倒な人は自転車屋に任せても自転車屋さんもあつかいやすく適正なメンテナンスをしてくれるんじゃないでしょうか。
私は雨の日はもちろんほぼ毎日自転車に乗るので、耐久性がなければすぐダメになってしまうとおもいますが特にこれといった不具合もないですし。安心して長く乗れる一台ということはまちがいないとおもいます。
通勤、通学スポーツバイクで、コストパフォーマンスを考えれば 最強のクロスバイクとわたしは思います。
2021年にうちの妻がescape rw を購入するときもいろいろな店に聞いても在庫がなく納期もいつになるかわからないと言われたので、色とかは指定せず在庫のある店舗を調べて遠くの店舗まで買いにいきました。