雨風問わず自転車通勤をしているとチェーンの汚れが気になります。汚れはただ単に黒ずんで汚いというわけではなくチェーンやスプロケが削れた金属、泥やほこりやらが付いて黒いベトベトの粘着物がチェーンにまんべんなくついてしまいます。これを放っておくとチェーンの回転がスムーズいかないことで気持ち良い走りができませんし変速の動作にも違和感を感じます。
そんな時、チェーンの汚れをきれいに落とすことで、驚くほど走りがスムーズになります。
私の利用しているのは AZ チェーン洗浄器 KD052 です。
準備
洗浄器、ディグリーザー、チェーンルブ ウェス 新聞紙またはダンボール
新聞紙またはダンボールを必ず下に敷く
汚れた真っ黒な水が下に垂れるのでしっかりと防御しましょう。
メンテナンススタンドを取り付ける
後ろからクイックリリースまたはスキュワーナットの部分にはめ込んでからホイールの下にスタンドを回転させます。車体を持ち上げてつけようとするとスムーズに付けられません。
チェーンの洗浄
ディグリーザーはチェーン洗浄に必要です。
- 油を分解して落とすことが出来る
- 揮発性が低いため、チェーンの細かい部分まで浸透しきれいにできる。
チェーン洗浄器にディグリーザーをいれる
ディグリーザーを入れて、取っ手が手前になるように取り付けます。
取り付ける時、スムーズに取り付けないとディグリーザーが洗浄器からこぼれ落ちるので、取っ手の向きが手前になるようしっかり確認しておいて、最小限の動きでチェーンに取り付けましょう。
進行方向にペダルを回す
逆方向に回すとチェーンが外れるので気を付けましょう。
普通にペダルを回すと引っかかった感じでスムーズに回らないので、チェーンを下方向にテンションをかけるとスムーズに回ります。
20回くらい汚れが多ければもっと回しても良いと思います。作業としてはここが汚れ落としの重要な作業なので納得するまできれいにしましょう。
黒い水が延々と出てきます。
洗い流す
洗浄器に水を入れてペダルを回します。
ディグリーザーは揮発性が低いためチェーン内部に残留しやすいのでしっかり流しましょう。
ホースで直接洗い流せばよいと思うかもしれませんが、汚れた水でしたがびたびたになるので洗浄器で洗って中にたまった水を捨てて何回か繰り返す方が下が汚れなくて良いと思います。
洗浄器に水を入れて取り付ける
黒い水が出なくなるまで水を取り換えて何回か同じ作業を繰り返します。だいたい3,4回やれば充分だと思いますが、ディグリーザーの残留がないように念入りにやりましょう。
汚れた水は別に移しておいて、キッチンペーパーなどに吸収させて燃えるゴミで捨てましょう。
ウェスでチェーンの水気を拭き取ります。ウェスで挟んでペダルを回転させそのあとは自然放置で完全に乾燥させましょう。
チェーンルブを付ける
チェーンルブは1コマ1コマていねいに付けていきましょう。ここは大切な作業です。
ウェスで余分な油分を拭き取ります。ウェスで挟んで進行方向に回転させれば良いです。余分なオイルがついていると、また汚れも付着しやすいです。
洗浄器は全部取り外せるので、洗って完全に乾燥させてからかたずけましょう。
シンプルなつくりなので、組み立ても簡単です。
まとめ
個人的には2,3か月に一回くらいまたは雨の日が多かったと感じた時などにやります。その間はチェーンルブをたまにさすくらいで良いかと。
ずぼらなのであまり頻度を多くしても疲れるので、体感で走行が重くなってきた時に暖かい日を狙って作業するようにしています。
チェーンの汚れは走行のスムーズさが失われるだけではなく、チェーンに付いた汚れがスプロケットやチェーンの摩耗につながるのでパーツを長持ちさせるためにも必須です。
何よりも、やって効果がわかる作業なので気持ちがいいです。
チェーン洗浄をすると自然といつも使っているギアより重いギアで走っていることに気づきます、それぐらい走行に違いが出るしとても気持ち良いです。定期的に行いましょう。